Bike Boon(バイクブーン)は、バイク買取で「プラス2万円」買取価格をアップすることをうたい文句に、バイク買取の顧客拡大策を打ち出しています。
サイトで目立つのは、「ハーレーの高価買取」や「旧車の高価買取」、さらに「事故車の高価買取」までを宣言して、あらゆるニーズに対応した取り組みをPRしていることです。
どこのバイク買取会社でも、こうした対応はしてくれるとはいえ、トップページでこのように明示していると安心できるのではないでしょうか。
しかも改造を繰り返して個性が強すぎる車両でも、書類を紛失してしまっている場合でも、部品取りから難有の車両までOKとうたっています。
査定の際に見られるポイントは、「走行距離」や「人気車種であるかどうか」、「排気量」、それに「傷がどの程度あるか」といった点で、それらが査定価格判定の大半を占めることは間違いありません。
ここまで訴求しなくてもとは思うものの、「手間をかけたくない」というユーザー心理をみごとに突いた訴求方法ではないかと思います。
広告戦略などでよくいわれることは、「メリットは集約させない」、デメリットは「集約させる」という原則です。
メリットは小さなものでもできる限り表現して、ユーザーの目に止まるように、その反対にデメリットはできる限り小さくまとめて、ユーザーの目には少なく映るようにするという意味です。
そうした視点で考えると、Bike Boonのサイトづくりや表現はセオリーどおり、とてもわかりやすく、簡潔にまとめられたサイトです。
今後もバイク買取の業界は、顧客獲得においてPR戦略をいかに組み立てるかが要点になるでしょう。